硝子体手術
小切開硝子体手術を行っております。(25ゲージ・27ゲージ)
硝子体手術の適応は多岐に渡り、これまで以下の疾患で治療の実績があります。
手術の適応となる疾患
- 糖尿病網膜症
- 網膜剥離、増殖性網膜硝子体症
- 硝子体出血
- 黄斑前膜、黄斑円孔、硝子体網膜牽引症候群
- 水晶体落下、眼内レンズ落下
- 眼内炎など
入院が必要な場合は、専門医療機関にご紹介する場合があります。
手術模式図
- 通常は、
1.灌流
2.硝子体カッター
3.照明
の3ポートシステムを用います。
糖尿病網膜症に対して硝子体手術を行った例
黄斑上膜(黄斑前膜)に対して硝子体手術を行った例
黄斑上膜とは
黄斑上膜(黄斑前膜)は、網膜の黄斑部(中心部)に原因不明の増殖膜を生じる疾患で、進行すると不快な歪視(ものがゆがんで見える)や視力障害を生じます。
治療には硝子体手術による増殖膜の除去が必要です。
この病気の発症率は高く、6.3パーセント(17人に1人)程度の発症とするデータがあります。硝子体手術のなかでは、最も頻度の高い疾患です。