加齢黄斑変性
加齢黄斑変性とは
加齢黄斑変性は、網膜の中心部である黄斑が障害される病気で成人の社会的失明の主な原因となっています。
加齢黄斑変性には滲出型と萎縮型の二つのタイプがあります。
滲出型
脈絡膜から異常な血管が発生し、出血を起こしたり、水分が漏れ出したりします。
病状の進行が早く、急激な視力低下を起こすことがあります。
萎縮型
網膜の細胞が変性し、徐々に萎縮していくタイプです。
滲出型と比較すると病状の進行は緩やかです。
加齢黄斑変性の症状
下記の様な症状が見られることがあります。
歪んで見える
中心が暗く見える
ぼやけて見える
滲出型加齢黄斑変性の治療
抗VEGF薬治療
VEGF(血管内皮増殖因子)のはたらきを抑える薬を硝子体内に注射します。
これにより新生血管の増殖や成長、またそこから漏れ出す血液中の水分を減らします。
現在、3種類の抗VGEF薬が国内で使用されています。
抗VEGF薬についての詳細は下記を参照してください。
アイリーア
http://www.eylea.jp/scripts/pages/ja/product/about/index.php
ルセンティス
http://www.lucentis.jp/
光線力学療法(PDT)
光に反応するお薬を静脈から投与し、弱いレーザーを照射して新生血管を閉塞させます。