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32回甲状腺眼症研究会に参加しました

オリンピア眼科病院主催の甲状腺眼症研究会に本年も参加させて頂きました。

甲状腺眼症とは、甲状腺に関連した自己抗体が原因として起こる眼窩炎症で、「目が腫れてきた。(眼瞼腫張)」、「目が大きくなった。(眼瞼後退)」「目が前に出てきた。(眼球突出)」、「物が二重に見える。(複視)」といった症状を現します。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)に合併することが多いのですが、甲状腺機能が正常でも発症します。

甲状腺眼症は、自己抗体の中でもTSAb(甲状腺刺激抗体)が最も活動性に関連していると言われており、今回の研究会でも新しく開発されたイクオリンTSAb assayのご講演がありました。

甲状腺眼症の診断、治療は、一般眼科診察に加えて、MRIを用いた画像検査が行われ、必要に応じてステロイド薬の局所または全身投与が検討されます。また眼球運動障害による斜視に対しては手術が考慮されます。

今回は甲状腺眼症の治療の中で、斜視による複視(物が二重に見える。)に対してボツリヌス毒素治療が有効であるというお話がありました

斜視に対するボツリヌス毒素治療は、本邦では2015年に認可された比較的新しい治療法ですが、甲状腺眼症対する複視の治療として新しい選択肢になりそうです。

甲状腺眼症

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