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がんに対する高濃度ビタミンC点滴療法

がんに対する高濃度ビタミンC点滴療法

抗加齢医学会講習会で、東海大学内科・川田先生の「がんに対する高濃度ビタミンC点滴療法」のレクチャーを聴きました。

高濃度ビタミンC点滴療法はノーベル賞を受賞されたライナス・ポーリング先生が1976年に発表され、以後がんに対する代替治療、また疲労回復、アンチエイジング、美容の目的で行われてきております。

本日レクチャーでは、動物実験などで明らかになってきたがん抑制のメカニズムのお話や、ここ最近多くの施設で臨床研究が進行していることをご紹介頂きました。また生体では血清鉄によりがん抑制効果が影響を受けている可能性について教えて頂きました。

がん抑制には1日50g以上のビタミンC点滴が推奨されますが、抗がん剤の副作用の軽減や抑うつ状態の改善などのQOLの改善、美容、アンチエイジング目的では10g程度でも有効性があります。また高濃度ビタミンC点滴療法の重要な点は、極めて副作用が少ない治療であるということです。

当クリニックでも保存剤を含有していなマイラン社の製剤を用いて高濃度ビタミンC点滴療法を取り扱っており、私自身も疲労時などに時々点滴を受けております。
詳しい説明をご希望の方は、医師、スタッフにご相談ください。

日本人では少ないのですが、G6PDという酵素欠損症のかたは高濃度ビタミンC点滴を受けることができません。事前に検査を行います。
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