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第31回甲状腺眼症研究会に参加しました

オリンピア眼科病院が主催する第31回甲状腺眼症研究会に本年も参加してきました。この研究会は、全国から甲状腺を専門とする内科医、眼科医、放射線科医などが出席する甲状腺眼症の専門的な研究会です。
今回はまずオリンピア眼科病院の神前先生より「甲状腺眼症のMRI」というお話がありました。甲状腺眼症では、外眼筋(眼球を動かす筋)の腫大や、眼瞼腫脹が見られる場合があります。MRIを用いて、変化を定量的に数値化して判定したり、また活動性を判断したり、多くの画像を供覧されてお話下さいました。
ついで、英国のBernard Rees Smith先生が「Treatment of Graves’ disease by targeting the TSH receptor」というタイトルでご講演がありました。
講演では、阻害型のヒトモノクロナールTSH受容体抗体 (K1-70) が、甲状腺ホルモンレベルを低下させ、甲状腺眼症の症状も改善させる可能性をお示しになり、すでに英国では臨床試験が始まっているとのことでした。これまでに明らかな副作用も報告されていないとのことで、今後新たな治療選択肢になることが期待されます。
Smith 先生は、英国のウェールズ大学にいらした甲状腺研究の第一人者であり、数多くの日本人研究者を受け入れておりました。高校の同級生であり、松本市内で甲状腺クリニックを行っているM先生も、Smith先生のもとに留学されていたとのことでした。

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