代表的な眼底の病気をご紹介致します。

代表的な眼底の病気をご紹介致します。
糖尿病網膜症は、糖尿病による代表的な眼合併症で、放置すれば失明につながる危険のある疾患です。

単純網膜症、前増殖網膜症、増殖網膜症という病期がありますが、初期には自覚症状がありません。このため糖尿病の方は定期的な検査が必要です。診断には眼底検査が必須であり、必要に応じてフルオレセイン蛍光眼底撮影(眼底の血管撮影)を行います。

網膜症の進展、増悪を抑えるのに最も重要なことは血糖コントロールであり、HbA1cが指標になります。網膜症の進展阻止のための目標値をHbA1c<6.5%と示唆するデータも報告されています。網膜症が一定の病期以上に進展した場合、また黄斑症と呼ばれる網膜中心部の変化が見られた場合は、レーザーを用いた網膜光凝固の適応になります。 硝子体出血や牽引性網膜剥離まで進展した症例には、硝子体手術による治療が必要になる場合があります。


増殖網膜症の1例。硝子体出血も見られます。